明日死ななくてもこの1冊。ビルマ・アヘン王国潜入記 / 高野秀行
明日死ななくてもこの1冊 2冊目。
ビルマ・アヘン王国潜入記 / 高野秀行
辺境作家、高野秀行氏の送るビルマ(現在でゆーところのミャンマー)の滞在潜入記。
本作は高野氏がビルマ、麻薬のゴールデントライアングル地帯に
中国人と化して潜り込みアヘンの原料となるケシの実の栽培から収穫までを体験するという
まあ一見なんともあぶない体験記です。
が、アヘンを作っているといっても、現地の人々はいたって普通の農民の方々であり、
暮らしぶりも普通です。
そんな滞在途中に高野氏は自らアヘンにハマってしまいます。
その中で興味深い一文がありました。
アヘンというものは
うっひょーーーー!!!!!!!!!!
アヘンさいきょーーー!!!!!!!!
ってな感じになるんではないらしく、
氏がいうには「幸せの尺度がすごく小さくなる」感じとのこと。
特になにがどーってことはないらしんですが、
色んな欲がなくなって
これでいーっかなぁって満たされた感じになるらしいんです。
でもって日がなゴロゴロして過ごすと。
正直なところ、超吸ってみたい。
まったりゴロゴロしてリラックスして人生送りたいわー。
あ、高野さんはアヘン中毒になり、途中マラリアになったりしながらも
現地人と仲良くなり、無事栽培の目的も果たし、
帰国後も辺境作家として元気に活動していらっしゃいます。