ダメ人間日記。

ダメ人間です。正直消えたい。人生長すぎ。

アングラ・ピープル・オータム・ホリディ~vol.2~

続き。



軽快に鳴り響くhideのever free(マイ携帯の着信音)

その電話を取ったその刹那、聞こえてきたのは

異常にハイテンション&フルボリュームの

「お疲れ様です!お休みのところ申し訳ございません!!

○○の伊東です!!!」



ガチョーン



谷啓であらずとも



ガチョーン



もはやそう思うしかなかった。



この100%事務的な挨拶。

どう考えても合コンの打ち合わせなどではない。

取引先の人からだった。

ちなみにその日は日曜日。

取引先の会社もウチももちろん休み。

それなのに、携帯に連絡。

だいたい、俺様、その取引先の人に携帯の番号なんぞ教えた記憶はない。

それなのに、携帯に連絡。

てことはだ。

わざわざ調べて掛けてきてるってことだ。

てことはだ。

それは何を意味するか。



トラブル。



それしか考えられない。

マ・ジ・デ、血の気が引きました。一瞬にして。

会社休みの日、なおかつ携帯番号を調べてまで

連絡を取らないといけないようなこと。

これはかなりのトラブルだ。



((((;゜Д゜)))ガクガクブルブルしながらも

努めて冷静を振舞う俺様。

まあ、しかし話の内容を聞いていると、

「あー、やっぱりな。」

って感想だった。

バンコクで専用車の手配を頼まれていたのだけど、

どうも専用車の使用範囲について揉めているようだった。

お客はどうも、自由にあっち行ったり、こっち行ったりできると

思ってたみたいだったのだが、

実際はツアーに組み込まれてる混載車で周る部分が

専用車に変わるだけであって、夕食がなんだからかんだら

聞いてきやがるもので、

「日程表に記載されてる以外のところに、

車使ってご飯食べ行ったりするのは無理ですよ!」

って重々説明していたのに、この事態であった。

てかね、アタイ、このお客さん理解してるかなぁって

疑問に思ってた。多分、こっちの言うこと聞いてくれてないなって

薄々感じてた。

そこをもうっちょっと突っ込んで処理しなかったのはミスだった。



心底面倒だが、とりあえずバンコクの現地旅行会社に

連絡しないといけない。



・・・・・・・まずさ、国際電話どーやってかけんのさ。

タイとか掛けたことない・・・・。



今から合コンだってのに、トラブルの処理ですよ。

しかも電話のかけ方から要リサーチですよ。

もうなんつーか、死にたかった。

また俺様の人生こんなんかい、と。

でもまあ、インターネットを駆使して、

なんとかかんとか現地と連絡を取ることに成功。



んで、とりあえず現地ガイドの人が30分後に

お客さんと会うことになってるからとのことだったので、

よーし、この隙に天神まで繰り出すぞと

実に有効な時間の使い方をする俺様だった。



ほいで、天神につき、再び現地に?пB



・・・・繋がらねぇ。



フッ。さすがに携帯からじゃ無理か、グローバル仕様じゃねーしな、この携帯。

てことで、何年ぶりかに公衆電話へ。



・・・・繋がらねぇ。何度やっても繋がらねぇ。



ピンーッチ!



イヤ待てよ、何か公衆電話って2種類ありますやなですか?

ひとつは昔ながらの緑のやつと、もう1個灰色で液晶画面が付いてるタイプ。

よし、液晶公衆電話 これだ!

あれなら国際電話とかでもかけられるハズ!

そう思った俺様は液晶付き公衆電話を探すべく

天神の街を一人ハァハァ息切らしながらダッシュしてました。

あの時の俺様は2ちゃんあたりだったら



ププッ 必 死 だ な (´,_ゝ`) 



って言われかないダッシュっぷりだったと思う。



でもって、ようやく液晶公衆電話見つけたんです。

なのにね、なのに。使えない。使えないよママン。

もう、どないせいちゅーねん。

固定電話から掛け直すしかないってか?

それはすなわち家に戻れってか?

マジで心底マンドクセーと思ってたら、

横にもう一個、別タイプの公衆電話が。

それにはICカード挿入口ってのがある。

「これだ!これでかけるしかねぇ!」



しかしよ。ICカードってなんですか?

などという、激しく初歩的な疑問を抱きつつ、

とりあえずコンビニ店内へ。



しかしこのICカードやら、そこはかとなく国際電話可能な匂いが感じられる。

まだハァハァ言ってるけど、もうなり振りかまってはいられない。

もはや合コンの集合時間は過ぎている。

時間には(だけ)キチンとしているパンダさんにはこれはありえない。

店内に入るやいなや、ハァハァ言いながら

佐藤さんとかいうレジの小娘に質問。

「すみません、国際電話がかけられるカードって売ってますか?」

「はい、ございますよぉ」

キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!

このとき、佐藤さんが女神に見えた。

正直、たいして可愛くもない佐藤さんが女神に見えた。

「こちらによろしいですかぁ?」

ハイッ!どこもまでも着いていきますけん!

自分、佐藤さんについて行きますけん!

で、案内されたのはローソンで言うならば、ロッピーみたいなやつ。

それのファミマバージョン。

で、その機会を手際よく操作してくれる佐藤さん。

そいでもって、よーやく、国際電話をかけられるプリペイドカードみないなのを

ゲット。

まあ、カードじゃなくて紙だったけどな。

その結果、無事かどうかは全然わからないけど、

とりあえずやっつけ仕事で処理終了。



もはや合コンのスタート時間は大幅に過ぎていたのであった。



次回、よーやく合コン本編。



アングラ・ピープル・オータム・ホリディ第3弾

正直、タイプですけん!!に続く。