ダメ人間日記。

ダメ人間です。正直消えたい。人生長すぎ。

オッサン一人旅セカンド ー台北編21ー 渡りに船という諺の意味を噛みしめる。


普段歩かない人間がいきなり長距離歩いたもんだから、
水ぶくれができて痛い。
しかし、歩いて来たからには歩いて帰るしかありません。

ちょっとでも歩いてるという意識を飛ばしたいので、
ここはもうiPodさんに頼るしかない。
爆音で音楽を聴きながら歩きます。
うむ。台北で聴くLUNA SEAアジカン
いい感じで歩く元気をくれます。

なんてことにはまるでならず、正直痛いもんは痛い。
いや、旅先で聴く音楽はいい感じなんですけど、
それとこれとは話は別で足は限界っ!

もはや本来お気楽なハズのいち旅行者の顔じゃなかったと思う。
台北の地で一人苦悶の表情を浮かべて、
超うつむき加減で濡れながら歩いている俺って一体何ぞ?

みたいなことを思いつつ、歩いてたんですが、
どこからともなく話かけてくる声が。
顔を上げると、多分疲れた観光客目当ての流しのタクシー。
の運ちゃんが、兄ちゃん、乗ってかない?(多分)と言ってるではありませんか。
乗る乗る乗る乗る!絶対乗ります!
と、若干食い気味で乗り込みました。

ウヒョー!シータクサイコッー!
速いし、濡れないし、座れるし、
何より疲れないしでシータクマジで最高ッ!!!
あんなに時間かけてきて歩いて行ったのに、
タクシーで戻ればわずか数分。
あっという間に十分駅に到着です。

本当は十分駅から電車とバスを乗り継いで
次の目的地に向かう予定にしていましたが、
もう降りたくねぇ。もうこのタクシー降りたくねぇ。
という心境になっとりまして、
いくらかかるのか知りませんが、次の瞬間には
このまま九份まで行ってくれ!と告げた(正確にいうと書いて見せた)
ワタクシでありました。

電車とバスなら数百円。
タクシーならその10倍。
でもこの快適さpriceless!!!

このままタクシーでこの旅最終目的地の九份を目指します。

続く。