ダメ人間日記。

ダメ人間です。正直消えたい。人生長すぎ。

モノクロの世界。


突然ですが、オマイラの人生で最大の不思議体験はなんですか?

俺様の不思議体験はこれです。



小学校2年の頃でした。

体育の授業を終え、教室に戻ろうと階段を上っていたんです。

最初「え?」って感じでした。

10秒後「はいっ?エエッ?エエエッ?」

1分後は「ウソやろこれ?マジこれ?ヤバくない?これマジでヤバくない?」

って状態でした。



何かね、急に世界から色が消えた。

?????ですよ。

見るものすべてがモノクローム

意味不明にモノクローム



ホント、ヤベーと思いました。

色覚を失ったことそのものに対して

ヤバイとか怖いとかそーゆー思いは全然なくて

色覚を失ったことが他人にバレたらヤバイと思ったんです。



今は人の目とかそんなこと気にしてる場合じゃねーだろ?

リアルにマズイ状態じゃねーか

先生に話して病院に連れてってもらえって話ですけど

なぜか人に悟られたら絶対マズいって思いました。

どないな、子供やねん。



しかもね、その時俺様7歳児。

これ我ながら恐ろしいんだけど、

こう思っちゃたんだよね。

今でも異常にハッキリと覚えてる。

俺、今7才。てことは、これ何色とか聞かれる可能性がある。

小2レベルなら「これ何色でしょう?」とかって質問される

可能性が十二分にある。とか考えてました。

そして質問されてもいいように

教室に置いてあるものの色を必死で思い出そうとしてました。

なんかどうしてもセロテープの台の色が思い出せなくて

ヤベーって思ってた。

そんなんじゃなくて、今、白黒でしかものが見えてない状態が

何よりヤバイと思うんですけど、そんなことより人の目を

気にしてた俺っていったい・・・。



そーこー思い出そうとしてるうちに、パッと視界が明るくなり

モノクロからカラーの世界に舞い戻ることができました。

実質モノクロだったのは10分かそこいらだと思うんだけど

異常に長く感じた。



家に帰ってから、そのことを親に告げ、

近所の小児科に行ったんですが、

医者「鉄棒か何かした?」

俺様「してないです」

医者「マット運動か何かした?」

俺様「してないです」

医者「・・・・・今大丈夫なら大丈夫でしょ」

俺様「・・・・・・・・」

てな感じに終わりました。



ガキンチョの頃は

医者に分からないことがあるはずないぐらいに思ってたから、

医者が分からないって言ってることに

軽くショックを覚えながら、帰宅したものです。



あれからは幸い、そーゆーことは一度もなく現在に至っております。

しかし何だったんだありゃ?

とりあえず俺様の前世、犬ってことにしておこう。(犬って確か色覚ないんだよね?)